日本画家、「和高節二」画伯の生家を訪ねて。

今日は向原町長田にある和高節二画伯の生家を会の人と訪ねました。

庭から見る雨後の山々、庭先に見る鮮やかな緑の蕗や
白と紫の小さく芽吹いている木蓮の木々は春の近さを感じました。

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アトリエにある本の整理を手伝って、部屋の隅を見ると
花やカエル、柿など果実や人物の素描などの身近な絵が描かれた
スケッチブックの数々や大作の構図途中の下絵もたくさんありました。

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そんな絵を見ていると、ここで生み出された数々の作品のことや
どこまでも自分の目差す絵を探求し、描くことを止まない画伯の姿が
時を越えて今もなお、鮮烈な創作の空気がここに残っていることを感じます。

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田舎から絵を描くことに憧れて、一度は東京に出てみたものの
いろんな世界を見聞きして、自分の求める絵はそこには無いことを感じ
豊かな自然に囲まれて過ごすこと、田舎で土と向かう友の温かさに触れて
過ごすことこそ自分の画業を深めることだと悟られた節二画伯の絵は
新鮮でいて自然の美しさと土香る素朴な作品がたくさんあります。

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競り市で売られて行く牛の哀しさこもる表情を描いて
現在の日展で最高賞を受けられ、一躍時の人になられた
節二画伯の情熱が、今もなおアトリエに脈々と生きていました。

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庭に置かれた逞しく美しい女性像は、芸術は自然を共にしてからこそ高まるもの
自然の中で生まれた芸術にこそ本意を感じ、都市に発していこうと思われた
ご自身のメッセージが偲ばれます。

広島ブログ
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by fayt2722 | 2009-03-22 19:41
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